6月に入り、お仕事のお部屋ではお水のお仕事を出しています。泡立て、スポンジしぼり、色水実験などこの季節にぴったりのお仕事を子どもたちは楽しんでいます。

今日は子どもたちに人気のローマンアーチというお仕事を紹介します。

古代ローマの石造建築に多く見られるアーチ形状。この教具はその仕組みを再現した物です。

手先の器用さを養い、集中力を高めるだけでなく、「どうしておちないの！？」と不思議な体験が出来るお仕事です。

一つ一つ丁寧に積み上げていきます。途中で崩れても諦めません。静かにゆっくりと集中して積み上げます。

さあいよいよ下の棒を引き抜きます。「どうなると思う？」と聞くと「きっと崩れるよね・・・」「せっかく積み上げたけどさようならー！」と子どもたち。崩れるよね・・・と言いつつも崩れないでほしいな・・・という期待が子どもたちの顔に浮かびます。

ゆっくりゆっくり引き抜くと・・・・・

できたー！！「先生！崩れなかったよ！」「すごいね！」と大興奮。

集中と緊張から解放された子どもたちは大満足の表情を見せてくれます。

「今度は１人でやってみよう」と何度も味わう子、「終わり！」と十分な満足感を味わいお仕事を終える子と様々ですが、不思議な体験が出来るローマンアーチは子どもたちに大人気です。

子どもの「どうして崩れないの？」という質問に「一つ一つが支え合って崩れないようになってるのよ」と伝えると「ふーん・・・」と少し難しい表情に。原理を理解するのはまだ難しいかもしれませんが、子どもたちの「どうして？」「不思議だな」の気持ちを引き出してくれる魅力的なお仕事です。